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小笠原先生の「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」71

小笠原先生のコラム

小笠原先生 小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

 

早いものでもう12月です。コロナで始まってコロナで終わる2020年、令和2年でした。余りにコロナの影響が大きすぎて、何から書いてよいのかわからないほど、いろいろな事が今年はありました。でもこんな時に塾生を増やしている塾もあるようですからすごいなとも思いますが、私は塾長がこのコロナ禍でもほんとにやりたい塾ができているなら、その規模の大小は関係なくそれはそれでいいような気持に最近なってきました。

塾には塾長が教えながら経営している塾が多いとは思いますが、最近は多くの人を使って、経営のみに特化する塾長も少なくはありません。一地区で多教室展開されるやり方や、県をまたいで多くの教室を展開している経営者の塾長もいます。それらの方々の経営の考え方はわからなくはありません。「どうせやるなら大きくやって大きく儲けたい!」という事かもしれませんね。そして今は他業種からの塾業参入も多いですから、昔ながらの塾の考えやスタイルで塾長先生が一人で、近所のお子さんを集めてやるような時代ではないのかもしれません。私もどちらかというとこういうタイプの塾に入るかもしれませんが、やはり少し違うようにも思います。

しかしこのスタイルで全国各地に、KやGの小学生中心のFC教室もありますが長く続いて生き残っていますから、その理由を以前調べた事がありました。FC教室は企業のバックアップが大きい、地元に密着している、奥さんの副業的な塾であまり儲からなくてもよい・・・など考え付きましたが、特にそんなFC塾にも属さない先生一人塾は、なかなか手ごわいです。

私の個人塾も私の環境の変化によって、経営への考え方は変わってきました。それは皆さんも同じでしょう。やはり独身の頃は野望いっぱいで、ひたすら大きくすることを考えていました。しかし、人を使い稼いでもらってそして休ませるという事は、その分自分は休めないという事を痛いほど知って以来、自分一人の塾にしたのです。所帯を持ち子どもに手やお金が掛かる頃は、一人でやっていても売り上げ第一の経営だったと思います。近所の塾には負けたくないから、いろいろな面で競争していました。すごく安い授業料で進出されて当初は危機感も感じましたが、所詮その価格は続かず講師などの時給も安かったでしょうから、講師が長続きせず結局その塾は墓穴を掘って退散しました。しかし、価格競争の影響は後々残りきつかったです。何とか私一人でやっていましたから、資金繰りは回っていたようにも思います。価格競争は命取りです。

そして最近これらの呪縛から解放されて、やっと自分の理想と考える塾経営に近づいてきたように思います。売上金額向上が目的ではなく、生徒や保護者により深く向き合っています。あえて今の目標を言えば「潰さない事」でしょうか、できるだけストレスを溜めず健康に留意して、つつがなく塾を続けていく事が今の目標です。ですからeduplus+はありがたいですね、ハイレベルの授業のできる講師を、安価に何人も24時間365日雇用しているようなものです。私は英語が専門ですが、教科書準拠の授業、受験レベルの授業、そして英検の講座など素晴らしいです。そして他にも、プログラミングなどのカルチャーキッズ内容も安く利用でき、より広く生徒が集められます。皆さん、60代や70代で引退など考えず頑張って地域のために、そして自分のためにまだまだ続けてゆきましょう!
名大SKYシルバー塾長会が将来にはできているかもしれません。 

To be continued・・・

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