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小田原 健一(おだわら けんいち) <経歴> 神戸の中堅塾の個別指導部門の責任者を務める。 |
<ご挨拶>
こんにちは。兵庫県で個別指導塾のコンサルタントを行っている小田原と申します。
生徒の成績も塾の経営もその本質は変わりません。
それは正しいことを、適したやり方で、必死のパッチに頑張ること。
間違ったことをどれだけ頑張っても成果は出ませんし、やり方が適していなければ成果が出るまでに時間がかかりすぎてしまいます。
原理原則を踏まえて、また会話を大切にしながら、貴塾の課題克服に貢献できればと思っています。よろしくお願いします!
今回のお話は、入会面談についてです。貴塾では入会時に生徒や保護者と面談を行っておられますか?『時間があるときはやるけど、忙しいときはできていないなぁ。手続きに来られた際に2~3分くらい話をするくらいかな。』『保護者の方が希望されたら最初に面談をするけど、特に希望がなければしないね。』塾長先生から時々こんなお声をお聞きします。ぜひ入会時の面談を全員と行うことをお勧めします。
成績が上がる生徒と上がらない生徒の一番大きな違いは、生徒が主体的に塾に通っているかどうかではないでしょうか。言い換えれば『親から塾に行けと言われて、嫌々塾に通っている生徒は成績が上がらず、自分で目的や目標を持って塾に来ている生徒は成績が上がる』ということです。
ただ、塾に来るきっかけは、学校の成績が悪くお母さんに怒られて塾に行くことになったというケースが多いことでしょう。『嫌だなぁ』最初はそんな気持ちで塾を訪れる生徒が多いことと思います。この構造をひっくり返すのが入会面談です。『お母さんが塾に行けと言うから塾に入会する』というマイナスの気持ちを、『自分の目標達成のために塾に入会する』というプラスの気持ちに変換してあげることが重要なのです。
では、どうやって気持ちを変換してあげるのか。細かい技術はいくつかありますが、一番大きい要素は、塾長先生が『生徒にとって初めて出会った先生』になれるかどうかです。生徒はこれまで学校や習い事などで、何十人も『先生』という立場の人に会ってきました。成績が中下位の生徒は、先生にあまり良い印象を持っていないことが多いでしょう。これまであまり褒められなかった、向き合ってもらえなかった、そういった経験から『どうせ、先生なんて…』というイメージが固まっています。
塾に来る道すがらきっとこんな風に考えているはずです。『あ~ぁ、塾か。面談か。どうせまた説教されるんだろうな…』 生徒の心のコップは下を向いています。そんな生徒の気持ちを大きく変換してあげる為には『この先生はこれまでに出会った先生と全然違う!』と感じてもらうことが重要になります。
『初めて出会った先生』になるためにはどうするか? 生徒をじっくり観察してあげてください。これまで先生にじっくり話を聞いてもらって来なかったんだな… そんな生徒には、じっくり話を聞いてあげてください。これまでに厳しく注意されず向き合って貰えなかったんだな… そんな生徒には、初対面ではありますがあえて厳しく向き合ってあげてください。じっくりと自分のことを見てくれ、自分にとって本当に必要なことを言ってくれる、そんな相手には私たち大人も大きな信頼を寄せます。子どもも実に同じです。
そして、非常に大事なことをもう一つ。それは面談を元気に行うことです。①普段より少しだけ良い姿勢で、②普段より少しだけ大きな声で、③普段より少しだけ笑顔を意識して(ぜひ口角を上げましょう!)、この3つを意識するだけでも生徒や保護者に与える印象はずいぶん変わることでしょう。
『先生に話を聞いてもらえてよかった!元気になれた!ありがとうございました!』生徒や保護者がしびれる面談は大きな口コミの源泉になります。ぜひ取り組んでみてください!貴塾にとって少しでもお役立ちいただければ幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!