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小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール> 塾ミシガン高知 代表 ・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設 不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開 学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入 ・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編 パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導 ・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始 教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される 大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している |
この度、
この欄のエッセイを時々書かせていただく事になりました。小笠原と申します。
四国土佐の高知で私一人で塾を8畳のワンルームで始めて
2015年の4月にちょうど創立30年です。
近年は、昔の教え子の子どもがまた生徒になったりしてくれています。
名大SKYの酒井社長には
E-teacherの紹介記事も書かせていただいていますので、
塾の詳細は省略させていただきますが、
塾経営のコンサルティングでは私も尊敬する森先生と並んで
このエッセイが掲載されるようで大変緊張しています
でもこの30年間で経験してきた
小さな個人経営塾の塾長の「ひとり事」として読んでいただければ幸いです。
ちょうど30年前でした。
実家が食品卸をやっていましたので小さいころから、
商売の面白さと同時に怖さも見てきました。
また人を使う難しさも大変感じていまして、
商売するなら商品を仕入れる必要のないまた、
自分一人でできる現金商売がいいなとずっと考えていまして、
英語・英会話教室はまさしくその理想の仕事でした。
商品を仕入れる必要もありませんし私一人でできます。
その上授業料としてお金を前金でいただけるのです。
森先生もブログに書かれていまして
一般商習慣などからみれば信じられない事ですが、
ひとつ大切なことを忘れていました。
生徒を集めなければならないのです。
それには世間に存在を知らせねばなりません。
ここで普通なら大量の折り込みチラシなのでしょうが、
その資金も開業時にほとんど使ってしまって
どうしたものかと思案していましたら、
テレビで
「高知県カラオケ選手権出場者募集中!」
の案内が目に飛び込んできました。
「マイクを握ったら離さない私がこれで有名になれば、教室の宣伝にもなる!」
と短絡的に考えてしまい出場、
いきなり地区大会準優勝でテレビでも放送されました。
高知ではかなり有名なローカル番組で、
その後の募集チラシにそのことを載せたからか生徒が集まってきたのです。
それで気を良くして翌年も出ました。
そしたらまた地区大会準優勝、
悔しかったですね。
生徒も集まってきたので
カラオケを本格的に練習して
数年後にまた出ましたら地区大会優勝、
何と決勝大会でもグランプリ優勝してしまい
その様子は2時間生放送されて、
その後高知の街をサングラス無しでは歩けなくなってしまいました!?
それ以来しばらく私は
「自称、高知で一番歌のうまい塾の先生!」
をキャッチフレーズに募集チラシを撒き安定経営を図ってきました。
また小学校中学校のPTAの役員や校区の町内会長なども20年ほど歴任しました。
塾長自身が地域に密着し
その地域で貢献する大切な人になれば
小さな地元の塾では、
チラシ以上に効果があるものと思います。
To be continued…