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小笠原先生の
「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」16

小笠原先生のコラム

小笠原先生 小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している
何年ぶりでしょうか、英語教室をやっていたころは教室で勉強と
実践の為の海外ツアーを開催したり貿易業務の手伝いで海外にいく事はありましたが、
12年前に総合塾にしてからは恥ずかしながら海外での英語使用はできていませんでした。
街中で外人さんを捕まえては話もしていましたが、やはり海外はまったく違います。
アメリカは何度も訪れていますが同じ英語圏でも今回はオーストラリアです。
またゴールデンウイーク中のツアーですのでLCC航空のエアラインとは言えども満席でした。
ケアンズ経由でシドニーに降り立ち空港内アナウンスは理解できたものの、
やはりタクシー業は移民の方々の仕事で、私の英語はわかってもらえましたが、
彼らの独特のなまりのある英語は正直わかりづらかったのです。
日常使用されている英語も普段我々が教えている英語と少しちがいました。
シドニー港付近の市街地の美しさには思わず息をのんでしまいました。
真っ青な空と多い緑の中に統一されたスペイン風の赤い屋根の住宅が軒を連ね、
その中にどでかいハーバーブリッジと
対岸には真っ白な貝をかたどったオペラハウスがあるのです。
港からの眺めもきれいでしたが、
フェリーに乗ってのシドニー湾からの街並み特に夜景の美しさは、
まるで映画を観ているようでした。
治安も良く物価はさほど日本とは変わらないようにも思いましたが、
いかんせん、やっぱり多くの移民の方々の英語が私には難解でした。
普段きれいな英語を話して聴きすぎているからだと実感しました。
言い換えれば標準語の日本語しか勉強していない外国人にいきなり、
地方の方言訛の日本語を理解しろといっても難しいことと同様なんだろうと思いまいた。
それからケアンズにわたり現地在留邦人に数人会ってお話も聞きましたが、
彼らも同じように英語には苦労したようです。
しかし彼らとの交流は私には大変勉強になり、
厳しい環境の中で日本人は、たくましく生活されておられました。
これからは英会話も必須になる学校英語ですから、
その英語を教える塾の先生も海外に行って自分の英語を錆び付かないようにすべきです。
英語に関しては塾の先生には厳しい時代が来るでしょうが、
生徒たちは我々が思う以上に我々の英語を学校の先生やALTと比べていますから、
やはり上手に英語を話す術は、
今以上に塾講師には必要不可欠になってくるのではないでしょうか。

To becontinued・・・

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