新着情報
小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール> 塾ミシガン高知 代表 ・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設 不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開 学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入 ・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編 パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導 ・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始 教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される 大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している |
アメリカでは自動運転車がすでに発売されていますが、わが国でも自動運転システムを搭載したミニバンが売り出されました。
自動運転と言っても車に乗って行き先をインプットすれば車が勝手に運転者をつれて行ってくれるのではありません。
あくまで運転者が主体で渋滞走行などで、車がかなりの部分の運転をアシストしてくれる装置が付いているだけなのです。
高速道路の慢性的な渋滞が多い都会では大変重宝されるのではないでしょうか。
塾もパソコンを入れて動画教材から生徒管理や保護者への連絡など、かなりデジタル化されてきています。
朝早くから夜遅くまで開けている大手通信予備校は教室によって違うようですが、入り口には管理人がいて、生徒の入退室や自習室の管理や学習科目の案内をするそうです。
後は生徒が登録した学習内容をパソコン画面上から選択して、オンデマンド(必要に応じてのサービス提供)でネット配信の授業を受けるのです。
大半のパソコン利用の塾は似たような形式ではないかとも思います。
時々10~20年後の塾はどんなになっているのだろうと私は考えます。
塾も車のように全自動化されているかもしれません。
入り口で生徒IDカードをかざして入室し、学習管理もすべて機械がするのです。
本人の学習データはすべて記録されており、志望校合格に必要な学習教材が自動で個別に用意されています。
生徒は学習ブースに入ってその指示に沿って学習を開始します。
そこにはバーチャルな空間の中に有名講師が面前にいるような講義が行われているのです。
ノートなどなくてバーチャル空間にあるノートに記入されて、授業中の進捗や理解状況はデータとして残り授業は終了します・・・。
少し夢物語のような気もしますが、その頃一番変わっているのは生徒の募集ではないかと思うのです。
新聞自体がネットで配信されて家庭でプリントするようになるからです。
実際に配達される新聞はそのネット新聞の数倍くらいの値段かもしれませんね。
事実私の塾もチラシの折り込み回数は、この数年間で半減させました。スマホやタブレットの普及につれて、ネットからの問い合わせが増えています。
SNSも使えるでしょうが、それ以上に「ポケモンGO」のような媒体を使った広告も増えるでしょう。
でも塾はあくまで学習能力を高める場ですから、流行りにつられて入塾する生徒よりは、やはり目的意識のはっきりした生徒を指導してゆくのが、正道だと信じます。
大学入試、高校入試がタブレットなどのデジタル機器で行われるのも時間の問題でしょうから、その時は黒板授業が無くなり、私のような昭和生まれのアナログ人間塾長には、きつい時代になりそうです。
To be continued・・・