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小笠原先生の
「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」36

2018年 1月 31日

小笠原先生のコラム

小笠原先生 小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

寒いですねぇ~!インフルエンザも例年以上に猛威を振るい、貴塾の欠席者に対する対応も大変ではないかと思います。以前ある塾長と振替授業の話をしていてその塾長が面白いことを話していました。

 

「生徒が授業を休むのにいろいろな理由がありますから、体調不良や急な用事でやむなく塾を休まなければいけない時のために、振替授業がある塾は保護者も生徒も安心するでしょうし、振替がない塾よりは生徒が集まりやすいかもしれませんが、その欠席理由が果たして、正当な振替授業をしないといけないものかどうかの真意はわからないので、私の塾は原則振替はありませんと最初に言って、生徒を募集しています。」というものでした。

 

でもそこは大変多くの生徒さんが来ていて、その地区ではおそらくナンバーワンの生徒数ではないか、と思うほどの規模の塾なのです。私の塾の場合休んだ生徒の理由を聞き、できるだけ早くその生徒のための振替時間を知らせて、その振替時間の都合を聞くわけですが、病欠の場合たいていは保護者が対応するので、生徒への確認は後日になってしまいがちです・・・。

 

と話すと、「そうでしょう、私も人数が少ない時はそれがいいと思ってやっていましたが、休むのは生徒の勝手ですから休むのはやはり生徒が悪いのです。ですから休んだ生徒には、その休んだ週の土曜日に振替として来るように話しています。風邪などが流行ったりすると、その土曜日が普段より混んでいたりするのですね、それはあくまで自己申告でやらせていますから、そこに来なければ振替はないのです。それでもかまわないとの約束で入塾してもらっていますから、振替などでは全く問題はありません。」という話でした。

 

休むのは生徒の勝手で、塾のある日に休んだ生徒が悪いから、個別には塾は関知しない・・・という考え方は、何やら目からうろこのようなその塾長の話でした。

 

私はまだまだそこまで割り切った塾経営はできてはいませんが、塾で決まりがあるのに例外をしてしまうと、その例外で結局は自分自身が苦しむようにもなりかねませんから、出来ること出来ない事は、はっきり区別をしておく必要があるでしょう。

 

生徒集めは授業料や入塾金無料競争などではなくて、成績アップと進学実績そして塾や塾長の個性を前面に出しての「塾の本道」で勝負したいものです。

 

To be continued・・・

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