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小笠原先生の「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」42

2018年 7月 3日

小笠原先生のコラム

小笠原先生 小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

7月です。期末試験が終わりますとすぐ夏期講座になります。前半後半と夏休みを挟み8月月末まで続きます。それが終わると2学期や前期日程の期末試験が始まり、大学推薦入試が始まって来年の3月まで入試シーズンが続きます。そしてまた新学期になりまた定期試験や夏期講座準備・・・こう考えると塾業はほんとにゆっくりできる休みがありません。塾長がもし授業も担当するプレイングマネージャーなら、それは大変でしょう。経営と教務を両方やってゆかなければなりません。

 

「よく経営と教務のどちらが大切で優先するべきでしょうか?」と、聞かれることがありますがはっきり言って両方大事です。時期によってどちらに重きを置くかはあるでしょうが、やはり年明けから年度末はプレイングマネージャーには、一番大変な時期と言えるでしょう。一番経営で大切な生徒募集と、一番教務で重要視される入学試験がほぼ同じ時期に重なるからです。そんな事FC・フランチャイズで塾でもやってみようかなどと考える素人さんが、事前に分かるはずがありません。

 

昔は塾長の学歴や授業内容そして合格実績で発展をしたものですが、今は動画教材やアルバイト講師などを入れて、塾長が直接教えなくても塾ができる時代になってきました。ですからいくらその塾長が高学歴でも、その塾がはやるとは限らないのです。

 

また保護者や生徒も、今はあまりそんな事には関心がないのかもしれませんね、同じように感じるのが外食産業です。ファミリーレストランに行って出される料理をどんな人が作っているとか考えるでしょうか、そこで料理している人が三ツ星レストランで修行していた人じゃないといけない、だなんて考えたこともありません。ファミレスはそういう店ではないのです。そこそこおいしくいつ行っても安く食べられるから良いのです。でもオーナーシェフがやっているレストランは違いますね、店に雰囲気があり料理もそれは全然違いますし、値段も一桁違います。さらに食材から違うでしょうし、来ている客層もファミレスとは全く違うのです。そして各お客さんにオーナー直々にお客さんに挨拶をして、食材や料理の説明をしてより価値を高めています。

 

ここまで書けば、私が今回何を書きたいのかはお分かりいただけるとは思いますが、あなたの塾はどういう方向の塾を目指しているかです。ファミレス的な塾なのか、オーナーシェフ的レストランの塾なのかです。私は両方のいいとこ取りをした塾経営をしています。英語の修行を長年して塾長が誰にでも分かりやすく使えて学べるeduplus+という教材を、各自生徒に合わせた指導をし、ファミレス値段で提供しています。教室は少数定員制ですから、各生徒に必ず直接指導監督をして毎回記録に残し、それは毎月全員の保護者に伝えています。そして保護者の些細な教育相談にも乗るようにしています。eduplus+が素晴らしいから、そこまで私はできているのです。この教材を生かすも殺すもあなたしだいですから、塾長のあなた自身が切磋琢磨を怠らず、日々生徒と共に成長して人間的な魅力を持ち続ける事が、一番の競合相手との差別化につながると信じます。

 
 

To be continued・・・

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