新着情報
2018年 7月 6日
昨日、私の塾が加盟しています「愛知県中学入試研究会」の模擬試験がありまして、その模擬試験を子供たちが受験している間に保護者向け講演会があるんですが、その講演会に今、大変注目を浴びています、藤井聡太の師匠であります「杉本昌隆先生」にお越しいただき、ご講演をいただきました。
演題は「藤井聡太の学び方」で、先生の同名の著書に基づいたお話をいただきました。杉本先生は、天才:藤井聡太を育てたということで、大変な名伯楽です。そこには私共塾業界にも通じるものがありますので、ご紹介をさせていただきました。
杉本先生は一番大切なことは「本人が成長したい、強くなりたいと思うことが大切」と話されていました。そのモチベーションを高めるのが指導者の役割であると断言されていました。
保護者の方々には、テクニカル的なことは塾の先生に任せて、本人をサポートして応援するのが役目だともいっていました。任される私共としては、気が引き締まる思いがしました。
中学受験というのは、12歳の子供が臨む大変厳しい試験ですが、将棋の世界も同様で一戦一戦が勝負の世界なので、10代の頃は世界が狭かったり、経験が少ないため、目の前の事が全てのように感じてしまい、そこにかけてしまいすぎになりがちだが、戦いには勝ちもあれば負けもあるので、そこで負けた子、挫折した子をしっかりサポートすることが大切なのは、将棋の世界も受験の世界も同じではないかと言っていました。
長い人生いろいろあるので、成功も失敗もいろいろと経験することは大切で、勝負の前に子供の緊張を取ってあげることが大切との事でした。将棋の世界では4段からがプロという扱いであることもあり、あの藤井聡太君も、その昇段戦の前かなり緊張していたようで、そのとき杉本師匠が「心配していないから」とかけられた一言の言葉がうれしかった。と話していたそうです。
そんな、ちょっとした一言がかけられる人だから、名伯楽なのだろうな~と思いました。私共も、子供たちにそんな気の利いた、本人に刺さる素敵な一言を言える人でありたいと思ったエピソードでした。
杉本師匠の講演中は保護者から絶えず笑いが出る楽しい講演でした。ただ、受験生の保護者が対象ということもあって一番盛り上がった瞬間は、棋士になった門下生の話よりも、志半ばで棋士への道をあきらめた子が、東大をはじめ、医大、難関大学に多数進学しているというくだりでした(笑)
講演終了後はサイン希望の保護者様には、ご丁寧なメッセージ付きサインをいただき、サインをされている間中も一人一人にお声をかけながら、丁寧にサインをされていたのが、杉本師匠のお人柄を表しているようでした。
次の記事 代表酒井秀樹の「今、こう思う」4
前の記事 代表酒井秀樹の「今、こう思う」3