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小笠原先生の
「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」38

2018年 3月 30日

小笠原先生のコラム

小笠原先生 小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している
 平成30年度の入試も終わりました。貴塾におかれましては入試の結果はいかがだったでしょうか、おかげさまで私のこの小さな教室は二桁の生徒が、公立高校入試A日程でまた、国立大学や私立大・専門学校の推薦入試でも今年も100%合格でした。

 以前ミシガンに体験に来た生徒のお母さんが「ミシガンは塾での勉強時間が息子の友達が行っている塾と比べて、すごく少ないのですが、大丈夫でしょうか・・・?」みたいな事を質問されました。私は「心配ないですよ、塾では塾でしかできない勉強を集中してやらせていますし、頭に入れる復習学習は家でできるようになるのが、今後のお子さんのためなのです。私が指導しますから高校は必ず合格できますから、その先の高校でお子さんが自分で勉強できるように指導をしています。」というと私のその言葉が半信半疑のようでしたが、お子さんのミシガンに来ている友達があまりに変わった姿を見て、入塾してくれました。変化に時間がかかる生徒もいますが、みんな本当に変わってゆき自分で家で勉強できるようになり、塾の時間は増やさなくてもちゃんとみんな、A日程の志望校に合格しているのです。保護者は私たち塾講師には絶対的な自信(絶対大丈夫!)を示してほしいのです。ですから私も最善を尽くせて親の協力も得やすいのです。

 

 私の持論ですが、勉強はさせられものではありません、自分の意思でやってはじめて理解が深まり実力になります。塾の自習室などでしか勉強できないようにしてしまってどうしますか、結局は受験勉強は自分で乗り越えるしかありませんから、自宅で思う存分勉強できるお子さんが、親にとってもずっといいのは言うまでもありません。

 そして高校入試はゴールではないのです。義務教育が終了しこれからが、本当の自分の勉強が始まるスタートなのです。その訓練をミシガンでは受験勉強でお子さんにしてもらっています。だから塾で少しの学習時間でも自宅でしっかり勉強できて、私の塾生は毎年全員志望校に合格できるのです。でもその経験が無かったり教えてもらっていない人は、目先の勉強時間の多さにしか目が向きません。でも初めて塾に来てそれまで勉強の経験がない人が、どうしていきなり受験生になったというだけで、毎日数時間も急に集中して勉強できるでしょうか、それこそ時間とお金の無駄です。

 さらに私は合格さえさせたら、後はどうでもいいとは思っていなくて、高校や大学そして社会人になっても、通用する勉強法を伝えています。そして高校生には社会人でも通用する英語検定の、TOIECやGTECなどを積極的に勧めているのです。

 京セラ創業者稲盛和夫氏の言葉ですが「仕事の本文」を塾に当てはめて考えています。でも塾を大きくしすぎて、本文の教える事から塾経営者が離れているようにさえ思います。あなたは経営者になりたくて塾を始めたのでしょうか、いやきっと最初は教え子の成績アップや合格の喜びを、一緒に感じたかったからだと思います。その事をもう一度思い出して塾経営を見直しされてはどうでしょうか?

 

To be continued・・・

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