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小笠原先生の「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」47

小笠原先生のコラム

小笠原先生 小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

 

早いものでもう12月です。期末試験もあり面談そして冬期講座と、忙しい時期でもあります。受験対策もこれから佳境を迎えて塾業で一年を振り返るのは、来年の3月終了時ではないかと思いますが、なんとか今年も年が越せそうでありがたい事です。

 

でも決して楽な年ではありませんでした。折り込みチラシを地元紙に依頼するたびに校区の新聞購読数は減り続けています。私がこの地区で始めて足掛け15年になりますが、約4割は減っています。その分を何でカバーするかですが、自らのポスティングにも限界があり、タウン誌などの掲載も考えたりしています。ある塾長がアルバイトの講師にポスティングを頼んだら翌日辞められた、とか言っていました。その時は夏期講座前だったらしく、夏期講座で生徒を集めてその講師の授業時間を作ろうとしたようですが、7月初旬の暑さにさすがに昼間のポスティングはきつかったのでしょう。時間外だったけれど、事前に頼んで同じ時給で来てもらったようでしたが、やはり汗だくのポスティングにさすがに話が違うと思われたのかもしれません。かといって夜塾が終わって個別にポスティングしていたら、その時話題になっていた放火犯と間違えられ110番されたとかも聞いた事がありますから、ポスティングもやりにくい時代なのかもしれません。学校の校門前で消しゴムなどを渡す話も聞いた事があります。でも大手は新聞広告と大量の折り込みチラシで攻めてきますから、我々弱小の塾が生き残りをかける術は、いま在籍する生徒に精いっぱいの指導をして成績を上げてもらい、希望の志望校に合格してもらう事が近道のように思います。それを大々的にチラシで宣伝して生徒募集をするのですが、思ったほどの生徒は集まりません。タイミングが悪いのか折り込み回数や枚数が少ないのか・・・。

 

よく新規教室開校では、数十万枚のチラシを撒く必要があるとか聞きますが、10万枚としても折込料や印刷代を入れると50万円はくだらないでしょうから、もしそれで数名しか入らなかったとしたら、すぐに経営は行き詰まるかもしれません。また最近は塾の差別化いや個性化とでも言いましょうか、サロンのような喫茶店のような内装にお金がかかった塾も増えているようですから、時代は変わってきていますね。新しいオフィースは体育館のように広いワンフロアーに各部署が配置はされていますが、社員各自に専用の机はなくパソコンを持参しながら、自由に各部署とミーティングができるスペースになっているのです。塾もそんなレイアウトの教室が出現するかもしれませんね、その頃は前で講師が教えるスタイルなど前近代的な塾として、廃っていくかもしれません。

 

よく考えればそれはeduplus+がもう実践している事です。今の形式に将来は問題が送信されて、各生徒のタブレットからそれぞれの答えだけでなく質問なども送れるようになり、AIがすぐに答えてゆくような時代がすぐそこまで来ているように思います。

 

To be continued・・・

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