新着情報
小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール> 塾ミシガン高知 代表 ・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設 不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開 学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入 ・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編 パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導 ・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始 教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される 大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している |
コラム投稿BOXより
名大SKYコラム担当 塾ミシガン高知 小笠原 隆政
ある先生から経験談を投稿BOXにいただきましたので掲載します。よく知っている先生で高知の教室にも何度か来てくれました。私自身が少し恥ずかしくなるような内容もありますが「必ず掲載してください!」と言われて載せることにしました。コラムや研修で偉そうに話している私も、失敗の連続で今があります。私もコロナでは苦労していますが生徒がいる限り頑張り続けます。
コラム担当者より
名大SKYのコラムは毎月読ませていただいておりますし、ユーザー会でのお話しも拝聴させていただきました。さらに高知では何度もお世話になり、いつもカツオと土佐酒がとてもうまかったです。11月15日は先生の誕生日ですよね?おめでとうございます。桂浜に連れて行ってもらったときに坂本龍馬の銅像の前で、誕生日が彼と同じだと誇らしげに話されていたのを覚えています。小柄で童顔の先生は知り合った頃からお姿も全く変わらずお若いままですから、ずっと変わらぬ熱い気持ちで塾ができているのでしょう。
先生とのお付き合いはもうかれこれ12~3年前からでしょうか、私は塾で一旗揚げてやると意気込んである塾のFCに参加しました。やる気もありましたし夢もありました。そこの本部に言われるまま資金を借りて教室を作り、生徒募集のチラシを撒きました。まだチラシを撒けば生徒が集まる時代でしたから、数か月で塾経営は採算ラインを越えて軌道に乗り、もう一つ教室開こうかなどと考えたくらいで、思い返せば「欲の塊」のような心で経営をしていました。
ちょうどそんな時にある教材会社の研修で小笠原先生と知り合ったのです。名刺交換をした時、聞いた塾生の数が、もう塾を始めて20年の割に少なく「この先生は、やり手の先生でもないな・・・」と正直思ったのです。その研修が終わり懇親会に参加したのですが、ちょうど先生の隣に座ったことが私の塾人生を変えたと言えるかもしれません.
隣で英語の教え方をいろいろ聞いているうちに、今まで聞いたこともない英語の発音方法の教え方を聞かせていただいたのです。そのことはアメリカで学ばれたように話されていましたが、先生は日本人の私たちにも分かりやすいように、アレンジされた方法で教えてくれました。特に驚いたのはカタカナやひらがなで十分表現できる英語の発音方法でした。今は英語のガイドブックなどに英語の発音として、カタカナとひらがなが混じった日本語で単語の発音が書かれていますが、まさにそのやり方だったのです。そして舌を歯の裏に付けたり口をはっきり開けたり、開けなかったりするだけで、今まで苦手だった英語の発音が、ほんの数分の練習でかなり本格的になったのを感じました。私は大変感動して帰り際に改めて連絡させていただく旨を伝えた時に先生がおっしゃった「歌の下手な先生に歌は習いたくないように、生徒は英語の発音の悪い先生に塾へ来てまで英語を習いたくないのです。せめて発音だけでも練習しましょう」とのお言葉は今でも忘れません。
それ以来先生との交流は英語指導のみならず塾経営にまで及び、数年して私の塾が傾いた時に名大SKYのe-teacherを紹介していただいて、経営が復活できたのです。その前に経費ばかり掛かるFCは脱退し、できるだけ経費の掛からないようなワーク自習形式の塾を自分でやっていましたが、全部の科目が教えられず、成績の上がらない生徒が辞めていきました。その時にこの教材を教えていただきました。まず教科書と同じ内容の動画に驚きパソコンを2台そろえて始めました。そしたら生徒が気に入って3台にし、数か月後には6台にしました。小笠原先生から、この教科書準拠動画教材のお話があった時、私にはすべてが刺激的で目からうろこの内容ばかりでしたので、この教材には何も心配はなかったです。
スタッフの対応も満足いくものでしたし、とても安くて塾経営はこんなに自由にできるものなのだと改めて知りました。さらに効果的な動画教材の使い方も先生には教えていただきました。「繰り返し」です。とにかく何度も何度も繰り返し、学習回数を記録させ、それを生徒に自覚させることで、大変効果があることが分かりました。教材もeduplusに変わり、それで塾経営がうまく運び始めた当時、私の悪い癖で、少し天狗になっていた自分がいたのでした。
そんな時、思い余って相談したのが小笠原先生でした。久しぶりでしたが先生は変わらず昔のように今後の対策をお話してくれました。「塾はこれからきっとどこも経営がきつくなるからもっと小学生を入れて、生徒の集まりやすいプログラミングを始めてはどうだろうか」と話してくれました。eduplusをパソコンでやっていましたから、すぐにプログラミングは導入できました。本部研修にも参加して少し不安のうちに始めたのですが、周りにライバルはいませんし費用も大変安く教材はあの有名なマインクラフトですから、小学生の方が知っていてすぐ生徒は増えました。今では30名を超える人数になり塾生数を超えています。塾と違い成績などを気にしなくてよいので精神的に大変楽です。来年度は50名を目標にしています。先生は以前よりプログラミング教室の作り方からチラシの撒き方、HP作成まで研究されていて、大変今回もお世話になりました。やはりわからない事はわかる人から習うべきです。
先日、久しぶりに会いたくなって教室にお邪魔しました。決して広くない教室ですが、コロナ対策が幾重にもなされていましたし、いつもながらに教室のパソコンを全部自分で修理・調整される先生には驚かされます。久しぶりに伺ったひろめ市場は、高知の自由な雰囲気が味わえて大好きです。そこで美味しい戻りカツオと土佐酒を再びいただきながら、自分と先生との塾人生を思い返していました。「無理せず・焦らず・欲張らず」の教えを改めて再確認し、アルバイトの講師や学生は決して入れない、決まった定員数の全生徒に責任を持って直接対応して、その保護者にもこまめに連絡を入れる小笠原先生のワンオペレーション方法は、現代のデジタル時代においてハイスペックのパソコン機材をそろえながら反面、人でしかできないアナログ的な生徒中心の塾道経営だと思います。
先生の「塾は利益が第一目的の仕事にはなじまない、精一杯塾長が生徒にお世話をしたからそのお礼がいただける仕事」という先生の言葉をかみしめながら、帰途に就いた私でした。
私たちには素晴らしい会社の素晴らしい教材があります。絶対塾長の孤独はいけません。心から話ができる親しい仲間や先輩、そして目標とする先生を持ちましょう。必ず生き残れます!
今回投稿していただいた私のコラム83号はこちらです。併せて読んでみてください。投稿ほんとうにありがとうございました。
To be continued・・・・
名大SKYコラム担当 塾ミシガン高知 小笠原隆政