新着情報

小笠原先生の「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」87

小笠原先生のコラム

小笠原先生 小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

 

今年の寒さは雪も多いようで一段と厳しいように感じます。大変難しかった共通テストも終わり受験生の塾生は、最終志望校への挑戦に励んでいます。塾長として彼らを励まし精神的に支える事は大切な役割と思いますし、それ以上に定期的に受験生の保護者にも、彼らの教室での様子を知らせる事は私の責任として実践しています。地震があったりコロナのオミクロン株が全国的に大変広まったり心配な昨今、心配して塾の事ばかり考えていては気が休まらないのです。

ふと塾長とは四六時中こんな事ばかり考えているのではないか、と自問自答したことがありました。仕事は大切ですが決して塾の事ばかり考えているのではないと、私は言えます。
若い頃は英語と同じくらい音楽を勉強していました。演奏家としての才能は無かったのですが、編曲や作曲の才能は多少あったようで、学生時代からずっと趣味的にですが勉強を続けて、幸いにも素晴らしい師匠にも巡り合えて、専門的にも習えることができてある程度のレベルの作曲や編曲、そして指揮までもできるようになり、作曲コンテストなどにも応募しました。

200曲以上は編曲をやっていますが、でもあくまでも趣味のレベルなのですね、音楽仲間には楽しんでもらえましたが、それで稼げるほどの実力はなかったのです。今は少し音楽と距離を取りながらなかなか仕事柄コンサートには行けませんが、音楽番組を見たり音楽関係のコラムを新聞へ寄稿したり時々しています。

その一つが昨年掲載されました。ショパンコンクールで第2位になった反田恭平氏の事を書いたものです。掲載後の反響はありましたね、塾の保護者から「先生は音楽もお分かりになるのですね・・・」とか「こういう見解は音楽しか知らない専門家ではできないと思う」とかのご意見を聞かせていただきました。塾とは全く違う事を考える時間は私にとって塾への感覚を、より新鮮にしてくれる時間でもあるのです。

音楽を発展させる人物

ショパンコンクールで第2位になった反田恭平氏の演奏は、以前からテレビ番組などで聴いて上手いなと思った。有望な若手音楽家を応援する有料ネット演奏会を実施していたが、私には彼の伴奏するピアノの音ばかりが聴こえてしまい、また髪くらいステージに立つなら切れよ!と思ったが、すべては計算の上だったと知って驚いたのである。さらにTVインタビューを拝見したが、手や体の体力を付けないとショパンコンクールのホールでは長時間の演奏の間、音が客席の後ろまで飛ばないとかで、素手でサンドバックをたたきダンベルを持ち上げ、肉体と精神を鍛えていたのである。その体育会系の行動にはまたまた驚いてしまった。

私が趣味で音楽を勉強していた頃は、ピアニストは音楽のために炊事も洗濯も何もしないし、重いものなど決して持たず指や手が傷つくような事は絶対タブーと言われていた時代だが、反田氏にはそんなことは全く関係なかったのだ。今後指揮の勉強もするという彼は、将来世界の有名オーケストラも指揮をして同じくショパンコンクールで入賞しその後指揮者になった、アシュケナージのような巨匠になるに違いない。私は世界の音楽や芸術を変えて発展させてゆくのは、彼のような人物だと強く確信するのである。

*このコラムは高知新聞2021/11/03 の朝刊読者欄に掲載されました。

 

名大SKYの塾長会でゴルフコンペを始める時代です。塾長仲間で音楽愛好会が出来てもおかしくないでしょう。我々の塾長会は最近ZOOM会議や懇親会が多いのですが、会った時はeduplus+やプログラミングの情報会の後に懇親会、そして必ずカラオケに行きます。好きな曲を歌いストレス解消にもなりますし最新のバーチャルカラオケは、親父たちの塾長会には最適です。最後に「昴」の合唱をするのですが、なんとなく感無量になるのです。こんな塾長会にご興味のある方はご連絡ください、いつでも歓迎です!

塾はまじめに塾生を勉強させて、彼らの人生を少しでも豊かにする手助けをするものかもしれませんが、その塾生を指導する塾長や講師達が、まず心豊かな人生を歩んでいくには一体何が必要なのかをいつも我々は考えているのです。やはり一人(孤独)はいけません。

To be continued・・・・

 

(追伸)ユーザー皆さんのお話も時々載せたいと思い、それで約800字以内程度で先生方の経験談を募集したいと思います。塾経営で困ったことと言えば、今ならコロナ禍で生徒が集まらないとか、永遠の塾の課題として、生徒の成績がなかなか上がらないなどの話になるかもしれませんが、そんな話でも構いません。その問題をどのように乗り越えてきたかとか、そんな問題で溜まったストレスの解消法など教えていただき、皆さんにご紹介したいと思います。よろしくお願いします。

投稿BOXはコチラ

名大SKYコラム担当 塾ミシガン高知 小笠原隆政

 

次の記事 

前の記事 

このページの先頭へ