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2022年5月号 小笠原先生の「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」90

小笠原先生のコラム

小笠原先生

小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

 新学期も始まりもう一か月たちました。5月の薫風はさわやかで桜の季節から木々は青々と新緑季節になりましたが、なんとなく気分がすぐれないのはやはり、今の世界情勢が原因でしょう。さらに新型コロナのXEという新種の広がりも心配ですね。でも我々は、これ以上手をこまねいていることもできません。行動に移す時です。

3月までに高校入試と大学入試を今年も完全制覇出来て、誇らしく喜ばしい事です。しかし、その卒塾生分の入塾生数は、はるかにまだ足りません。夏までかかっても同じ人数入れば十分だと思う自分に、これではいけないとまた気持ちを切り替えるのです。大手塾ではきっと新入社員も入っていることでしょうね。彼らの期待に添うべく新たな発展があることを祈ります。

4月8日に終わったNHKの朝ドラの挿入曲「On the sunny side of the street」の歌詞から、4月に新生活を始めたフレッシュマンへ次の言葉を贈りたいと思います。

「4月は学校でも会社でも新入生や新入社員にとって、きっと不安と期待が入り混じる時です。これからのその日々は楽しい事ばかりではないと思いますが、良い友や良き先輩と陽の当たる道を歩むように心がけて努力すれば、その辛い日々はきっと後から思い返せば、良い思い出となっていることでしょう。君のその世界は決して悪くありません。どうかそのあなたの歩む道を素晴らしい仲間と励ましながら、陽の当たる道にしてください。そうすればきっといばらの道も乗り越えられます」

大卒の新入社員で3年以内に離職する割合が3割を超えるようです。高卒に至っては4割だそうです。人生は長いようで短いものです。どうしても我慢できないなら、違う道を歩むのも仕方ないかもしれませんが、できたらその歩んでいる道を陽のあたる道にしてもらいたいものです。今の苦労はきっと後からあなたの役に立つと信じます。

年金がもらえる年齢の私のこれからの道は夕陽のあたる道かもしれませんが、夏の西日のような元気な陽のあたる道にしたいと思っています。

(このエッセイは高知新聞2022年4月14日 朝刊読書欄に掲載されました)

To be continued・・・・

(追伸)ユーザー皆さんのお話も時々載せたいと思います。それで約800字以内程度で先生方の経験談を募集したいと思います。塾経営で困ったことと言えば、今ならコロナ禍で生徒が集まらないとか、永遠の塾の課題として、生徒の成績がなかなか上がらないなどの話になるかもしれませんが、そんな話でも構いません。その問題をどのように乗り越えてきたかとか、そんな問題で溜まったストレスの解消法など教えていただき、皆さんにご紹介したいと思います。よろしくお願いします。

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名大SKYコラム担当 塾ミシガン高知 小笠原隆政

 

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