9月になりましたね。この原稿を書いているのは８月の第４週です。現在コロナ患者が爆発的に全国で増えておりますが、総理大臣もコロナに感染してしまいました。私自身も万一の事を考えて県がやっている抗原検査を、一時間並んで受けました。結果は陰性でしたが『いつ感染してもおかしくないので、体調に変化を感じたら検査をするように』と言われました。第七波からは「withコロナ」への方針転換がより一層進み、国も県も強い規制対策をやっていませんが、この患者の爆発的な増加を見て、本当に今までのようなコロナ対策は必要なかったのだろうかと、今思います。

塾で多大な影響を受けたのは夏期講座です。夏休みのまとまった時間に、今までの復習や受験に備えての学習が出来るよう、生徒一人ひとりに合わせた学習計画を立てていましたが、半数の生徒がコロナ禍の影響で予定していた学習時間が取れずに、９月の日程にずれ込んでしまったのです。小さな私の教室でこれですから生徒数の多い塾では、それらの対応だけでも大変ではないかと想像しています。

ちょっと前まではネット授業でそれらをカバーしようとしていましたが、
やはりカバーしきれないし、計画通りに進んでいなければ例年と同じ金額は取りにくいでしょう。また生徒からは『塾で勉強するような緊張感が出ない』など不満の声が上がりました。その他も多くの問題が噴出したため、コロナ政策の緩和もあって以前の教室での授業に戻ったのです。しかし教室では定員人数を少なくして手洗い消毒・強制換気・血中酸素濃度の測定・検温など厳しくして授業をしています。さらに私の塾では私語一つありませんし、各自の机には換気を促す個人用の扇風機を置いていますから、できる予防策は最大限に取っています。

これらは私の小さな教室だからできる事で、一斉授業をやっている大きな塾ではさぞ大変でしょう。欠席して授業が受けられず振替授業の設定だけでも専門のスタッフが必要でしょうし、その変更した日に確実に振替授業が受けられるとも限らないとなると、その生徒管理だけでも担当の方は頭が痛いと思います。そしてそれは講師側にも言える事で講師がコロナになったら、塾長一人で講師と他の管理職の代わりなど到底できませんから、多分授業を休講にするしかないのではないでしょうか。万一この時塾長も動けなかったから塾はどうなるでしょうか、スタッフがたくさんいて人員の振替も余裕でできるはずだったそれなりの規模の塾も、思わぬ弱点をさらけ出してしまう事になります。

こうなるとやはり私の持論である「ワンオペ教室運営」が第一に浮かんできます。「欲張らない塾経営」をモットーに、自分のみられる許容範囲での教室運営が基本です。直接生徒一人一人の顔を見ながらの指導監督塾です。私自身の健康管理には人一倍気を配っていて、毎日体力づくりに汗を流しています。

地元密着を心がけて教室の周りに花壇を作ったり、毎日清掃したり、交通安全運動に参加している塾長もいます。焦らず無理せず欲張らなければ、小さな診療所的な塾で十分だと私は思います。

最後に最近のジュクールネット『成功の玉手箱』から森先生の最後の言葉を引用したいと思います。

『言うまでもないことですが、あなたの塾の発展が弊社の発展です。
あなたの塾と弊社は共存共栄の関係です。「名大ＳＫＹは全力であなたの塾の発展」を支援します』

私はこの言葉を強く信じたいと思います。一緒に頑張りましょう！

To be continued・・・・

追伸）しばらくの間「投稿BOX」を「お悩み相談BOX」に変更したいとおもいます。今までも多少相談に乗ってきました。塾運営に関して個人的な欲張ったお悩み相談は困りますが、一般的なお悩み話を書いていただいて、発表するぐらいならこの場を借りてできると思います。「生徒が集まらない。運転資金が不足気味だ。生徒の学力が伸びない。講師がいう事を聞かない……」など悩みを上げると切りが無いでしょうね。私でも解決策は出せないかもしれませんが、文字にしてみて誰かに伝える事により、その塾長の悩みの心は軽くなるかもしれません。内容によってはもしかすると、全国様々な塾長からお知恵を拝借できるかもしれません。プライバシーは厳守いたします。匿名で結構で公表はしませんが、地方名と塾の規模くらいはお知らせください。

お悩み相談BOX

名大SKYコラム担当　塾ミシガン高知　小笠原隆政