伊勢塾の中学部は、1:3の個別指導を中心としてスタートしました。開設当初は8組受講できるように机を配置していましたが、1:3クラスが予想以上に好評で、次第に講師の補充が追い付かなくなる状況になりました。
個別指導の講師は基本的には大学生ですが、大学生の場合、当然ではありますが、指導レベルの差が激しく、生徒数が増えるにつれて、講師の質を維持することが困難になってきたのが現状でした。
そこで、着目したのが映像教材でした。映像教材は要点を説明してくれるので、できない子でもまずは進めていけるというメリットがあります。しかし、映像といっても多種多様で、eduplusを導入するまでに、3社の映像教材を導入して試行錯誤をして現在の形までたどりつきました。
eduplusの良さは、教科書対応のワークを解説した映像教材であるという事と、「導入→演習→解説」がこれだけで完結できることが、中学生に向いているという事でした。学習効果を高めるためには、1冊のテキストをできるまで何回もやることが最もシンプルで効果的であると考えています。いろいろな考えがあると思いますが、解説書より省略している映像教材は意味がないのでは?と考えています。解説書を読んでも理解できないから映像を受講しているわけですから・・・。
eduplusは一問一問丁寧に解説してくれているところが気に入っています。
eduplusのもう一つの魅力は、家庭で受講できるという事です。
伊勢塾では、映像授業は基本的には家庭で受講してくるように指導しています。塾では家で学習してきたページと同じ問題をテストしています。最近の家庭はよほどの事情が無い限り一家に一台パソコンがある時代になりました。パソコンのほとんどはリビングに設置されていますので、保護者さんも子供が勉強している姿を確認でき、自然と安心感を与えることができます。
宿題で学習する分量は自己申告制です。はじめのうちは、極端に少なかったり多かったりしますが、「確認テストで満点とることができる分量を宿題にするんだよ」と声をかけながら申告させていくと徐々に一人ひとりの適正な分量が決まってきます。教室で映像を受講するのは、家で映像を受講してこなかった生徒のみです。映像を自宅で受講して来なかった生徒でも
①テスト→②教室で映像受講→③再テスト
を行ないます。テストの結果はすべてエクセルに入力して、数値として明確に管理して保護者面談などで報告しています。